残業申告で恫喝の「竹屋」(梁川誠市社長)、ついに書類送検!

引き続き、労基署の摘発を受けたにもかかわらず、残業を申告した社員を「恫喝」し、社内には社員を監視するための「監視カメラ」が仕掛けられているという、パチンコ関連業『竹屋』と名古屋ふれあいユニオンの団体交渉を追っていきます。

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「すでに提出済みの36協定」とは?
逃げ回る梁川誠市社長、進まぬ交渉

労基署に入られたのに残業代を3ヶ月分、しかも恫喝して不当に減らした分しか支払わず、違法行為を続ける竹屋。

第5回の団体交渉は、異様な状況の中、開催されました。

すでに提出済みの36協定に記載される「従業者代表」
後追いで認めるよう従業員に対して署名させる行動を会社が行っている
ことについて、強く抗議を行いこれを撤回させました。

「すでに提出済みの36協定」とは……?

聞き慣れない用語です。追認に応じなければ、やはり「恫喝」でしょうか。まるでヒトラー政権下の「投票」ですね……

(ナチス・ドイツによる実際の投票用紙。「ヒトラーを支持しますか?」との問いに、大きな○で「はい」の欄が設置され、申し訳程度に「いいえ」の欄が置かれている)

回答書の内容で「検討中」や「今後検討」といった回答が多い事を指摘し、
この1ヶ月いったい何を話し合っていたのか追及したところ、
梁川社長との話合いがほとんど出来ていなかった事が判明しました。

中小のオーナー企業に多い、「社長でないと意思決定できない」という現象。
大部分の上場企業は、翌年の株主総会で退任させられないためにも、ステークホルダーの利益を考慮して、社外取締役を含めて合理的な話し合いを行いますが、オーナー企業では、労使紛争=「エラい社長であるオレ様」が「勝つか負けるか」というプライドの問題なので、社長抜きには法律をまもるという決断さえできません。

しかし、

会社の代表である梁川社長が交渉の場に出席し説明する事は、
社会常識上当たり前でありそれを拒否する事はあり得ない事だと考えますので
改めて竹屋側の弁護士を通じ出席することを要請しました

そうなんです。ブラック企業の社長ほど、
犯罪者であるという自覚があるからか、団体交渉に出てきません。

団体交渉に、社長が絶対に出てこないときは、だいたい、会社側にやましいところがあると言ってよいでしょう。

そして第6回は、少しばかり進展があったようで、

有給休暇の当日申請を認めなくなった件に関し、
平成29年12月を目処に有給休暇取得の取り扱いを明瞭化し、
これまでに欠勤として扱われた従業員に対しても遡って
有給休暇扱いとする旨の回答であり評価の出来る内容となっています。

なるほど。
筆者の感想としては、会社も、有給休暇請求に対して時季変更権を持っているので、当日朝〜出勤までの間など、時季変更権を行使する余地が乏しい状況下での有給休暇請求権の行使はダメなんじゃないかな〜という気がするのですが、竹屋側が譲歩したようです。

竹屋では「横のり」は無給?
労働委員会の介入が決定

第7回では、「あっせん」という形で労働委員会の介入が決定。年を越した第8回でも、進展は見られません。

ところで、

現場作業者が、現場へ向かう移動時間を勤務時間として認めることを
要求している件については、移動時間中は運転者以外は自由に行動出来るとの
竹屋側からの主張がありますが、
それでは現行の業務運用では適応出来ない部分が発生するため、
今後検討するとの事でした。(引用元)

という主張ですが、最高裁判例によれば、休憩時間とは、労働者が労働から離脱することを保証された時間のことです。

つまり、お客さんが来たら対応しなければいけないとか、電話が鳴ったら取らなければいけないような場合は、休憩時間とはいえません。

今回は、運転手が会社の車に技術者を乗せて送迎し、現場を往復する状況で、運転手は有給だが技術者は休憩時間扱いで無給ということだと思われますが、でも、会社の車から降りたら多分クビですよね?

そうすると、とうてい労働から離脱しているとはいえず、会社の命令で「車に乗って目的地に向かう」という業務をしているようにしか思えませんが……

引越屋や自動販売機の充填の仕事で、補助員として助手席に横のりしている人を想像してください。引越や自販機、倉庫の現場以外はスマホを弄っていてもいいのだから無給!というのと同じことです。

「竹屋」ついに書類送検……
ユニオン側が従業員代表権獲得

第9回の団体交渉に先だって、とうとう竹屋は「書類送検」に至ったようです。他の犯罪者と同じように、検察庁に資料が送られ、起訴されるかどうか、検討されることになります。

社長だからといって会社を好き勝手にして良い訳がないのです。
社長は王様では決してありません。一般的な企業であれば
ここまで事が大きくなる前に対処出来ています。
それが出来ない事がとても問題がある事なのです。
出来ないのであれば闘争あるのみです。
その際には他の組合員の皆様、
並びに日本全国の組合の皆様にも御協力をお願いいたしますので
よろしく応援お願いします。(引用元)

ユニオンからのメッセージです。
法律よりもオレ様がエラいと思っている、これはブラック企業に共通する問題です。

また、名古屋ふれあいユニオンの組合員が、
従業員代表権を投票で獲得したようです。従業員代表になると、36協定などの重要な協定を、当事者として締結できるようになります。

またこの度、組合員が株式会社竹屋の従業員代表に従業員の半数以上の
支持を得て当選しました事もご報告します。
今後は従業員代表であり組合員として、労働者の処遇改善を図って行き、
また労働基準法違反で書類送検されている竹屋の労働環境を改善する為、
力強く交渉を続けて行きますので皆様の応援よろしくお願いします。

 

劣勢に追い込まれている「竹屋」ですが、この後の展開に目が離せません。『ぶられぽ.com』では、次回も引き続いて竹屋事件を取り上げます。

つづき

https://burarepo.com/judgments/%e7%a4%be%e5%86%85%e3%81%af%e7%9b%a3%e8%a6%96%e3%82%ab%e3%83%a1%e3%83%a9%e3%81%a7%e8%a8%ad%e7%bd%ae%e3%80%81%e5%8a%b4%e5%9f%ba%e6%b3%95%e9%81%95%e5%8f%8d%e3%81%a7%e6%9b%b8%e9%a1%9e%e9%80%81%e6%a4%9c/

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